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社員管理と共感 | 企属加工販売業の再生事例 (3/5)

第5回全体会合

全体会合も5回を数え、後継予定者であるK営業部長も積極的に発言し、社員とあまり関わりを持ちたがらなかった以前とは大きく印象が変わってきていました。しかし、まだ、全体の中心的存在にはなり得ていませんでした。

これまでの社員管理は、高圧的な旧態依然とした方法で行われており、その方法が現在の幹部にも受け継がれており、組織管理とは程遠いものでした。このため、後継者のK営業部長も、将来に向けて管理は不可能との認識を強く持っていました。

これまでの社員管理の方法を一掃するため、第5回のテーマは、社員全員が同じベクトルで物を見る「共感をつくる」を題材としました。

このアクションラーニングは、社員が一人ずつ全員の前で自分の最も大切にしている言葉を発表し、その言葉がなぜ大切なのか、どのような思いがあるのかを他のメンバーに伝え、他のメンバーにも同様に大切な言葉として記憶してもらい共感を得る、という方法で行いました。

発表者の話を聞いて共感を得た他の参加者はその場に立ち、発表者は参加者全員が立つまでその理由を話し続けます。

1人の参加者が大切な言葉を「家族」とし、約20分で全員の共感を得ることができました。次にK営業部長が発表しました。K営業部長の言葉は「誇り」でした。全員の共感を得るのに40分以上かかりました。しかし、この40分間は非常に意味のあるものとなりました。これまで社内のスタッフと話すことはほとんどなく、スタッフと意思の疎通が取れなかったK営業部長が、自分の大切な言棄について共感できない社員とやりとりして、必死に説得を試みたのです。その姿を見て他のスタッフは、K営業部長の新たな面を発見し、会社の将来を担う責任感をも感じていたのです。この40分間を境に、K営業部長に対する社員の対応は明らかに変化していました。

その後、弊社代表取締役松本光輝が定期訪問の際にY社本社で社長と社長夫人、御子息2人と面談をした際、その成果として、経営陣が顕著に感じられる程、会社の雰囲気が変わったとの感想を頂きました。

K営業部長の部門においても、社員同士の意思の疎通が取りやすくなり、企画商品の売上げも、社内環境に呼応するがごとく伸び始め、月商も3500万円から6000万円位の設定で も可能な売上となりました。