事業再生コンサルティングの事業パートナー

事業再生請負人の松本光輝自身が再生を経験し、25億の負債から再起。困難にあえぐ経営者の方を二人三脚で倒産から救います。経営改善、経営改革、リスケ、事業再生コンサルティング、融資・金融機関対策なら

木材会社の例(2/2) [工務店の収益改善、債務圧縮]

事業パートナーの支援による感情の移り変わり

1.個別相談時(最初の頃)

・社長は、今後の経営に自信が無く、会社をたたまざるを得ないことを覚悟していた。しかし先代が大きくした会社を、何とか守りたいとの思いが強かった
・奥さんは経理をすべて担当し、銀行交渉もひとりで行っていた。そのため胃の痛む毎日が続き、早くこの痛みから解放されたいと望んでいた
・息子さんは「材木屋」のこの仕事が好きで何とか守り、続けたいと思っていたが、その方策が見当たらず苦慮していた

2.稼働開始陦(約1ヵ月後の調査終了後)

・社長は、「事業再生調査報告書」により今までの経営のやり方を振り返り、今後の具体的事業再生の方向性が見え、なんとかやって行こうという自信が感じられた
・奥さんは銀行交渉から解放され、経理の相談相手が出来たため、「笑顔が戻ってきた」と言われるようになった
・息子さんは、具体的事業再生の方向性が見え、将来も苦労は続くが、先代が大きくしたこの会社を自分が引き継ぐ意思を固められた
・従業員は、ヒアリングにより自分たちの考えが経営者に分かってもらえたことを理解したが、今後どのようになるのか不安を抱えていた

3.稼働半年経過後

・社長は、長引く不景気で住宅市場の回復は程遼い状況であるが、先代からの誠実な人柄から前年度並みの受注は確保できている。さらに仕入の見直し、在庫の圧縮で収益は好転して来た。そのため、今後の経営に自信を持たれ経営に取組んでおられる
・奥さんは、資金繰りの厳しさは続き、毎月の資金の手当てに苦慮されている。しかし、収益の改善は徐々に資金繰りの改善につながり、何よりも事業パートナーが相談相手となっていることを心強く感じてくださっている
・息子さんは、安心して営業にまい進している。以前はひとりで営業の企画・立案を行ってきたが、今は事業パートナーと営業の企画・立案を行い、外部のアイデアを吸収し、力強く活動されている
・従業員は会社の現状を「営業会議」で知ることが出来、経営陣とのコミュニケーションも良くなった。また経営状況が序々に良くなってきている事を実感し、以前より明るくなって来られた

今後の取組み

・多額の銀行借り入れがあり、本業で業績を回復させても銀行への返済に50年以上が必要。債務圧縮が必要
・債務圧縮を行うにも、そのため多額の費用が必要となる。本業での収益改善でその費用の確保を図る
・債務圧縮を行っても二次破綻の懸念があるため、事業リストラにより本業での収益改善の対策を講じる
・売上高の向上および利益増額をはかり、在庫仕入管理の徹底をはかるため、経営計画の立案を強力に推し進める

事業再生の現場から

1.中小企業は社長がすべて

事業再生の現場で日々感ずることは、良し悪しは別にして、中小企業は社長がすべてという実感です。ですから、社長との信頼関係が構築できるかどうかが、事業再生がうまく進むか、進まないかの分かれ目になります。
事業再生の現場では最初はトラブルの連続が常です。そんな状況を社長と協力して乗り越えて行く過程で、お互いの信頼関係が出来てくるのです。

2.会社は自分ではなかなか変われない

どんな会社にも今までの経営の流れがあります。仕入先とのしがらみなどが一例です。受注が減少し経営が急速に悪化し、資金繰りに困った時はすぐに、仕入代金の支払条件の変更をお願いすべきです。

しかしそれがなかなか出来ないのが現実で、そのような時こそ事業再生に取り組む外部の人間を活用すべきです。会社は悪くなっても、自分ではなかなか対策を打てないことが多々見られます。事業再生は時間との勝負のことも多々あります。

事業再生を進め、会社を良くするには社長のやる気がまず必要です。しかも従業員の協力が不可欠です。そのためには従業員への情報公開が必要で、いかにその仕組みを作っていくかがポイントになると実感しています。

いかがでしたでしょうか?

支援する側と支援される側が力を合わせれば、不可能が可能になるということです。

『お金がなくても、会社は潰れない。諦めるから会社は潰れるんだ!』ということを顧問先に理解させて頂くことを切望いたします。